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大山にテニスの合宿に行った時、初めて「マタタビ」の木を見た。
![]() この時期、マタタビの木は「緑と白のまだらになった葉」を付けている。そのため、沢山の木があっても直ぐに見つけられる。 マタタビは、ネコが弱っている時に飲ませると元気になった経験があるので、ネコに対する効果はよく知っていた。 今回、インターネットのホームページ「http://www5b.biglobe.ne.jp/~tomosuke/fruits/matatabi.htm」や図書館から借りてきた本「市川隆 著:植物百話、2003年12月25日自費出版」でマタタビを勉強して、興味深いことを知ったので、ブログに書いた。 「猫にまたたび、お女郎に小判」は、マタタビの効果が著しいことを表した諺としてよく知られている。 マタタビはサルナシ科に属し、「サルナシ」、「ミヤママタタビ」、「キウイフルーツ」(植物名はオニマタタビ)などは同じ仲間とされる。 マタタビは、日本各地に広く産し、ポピュラーな植物として知られている。しかし、私は、今回、初めて大山でその木を見た。北摂では芥川流域、特に出灰より上流の川沿いの崖地に多く見られる。面白いことに、不完全な雌雄合体株と雄株とを併せ持っている。 雄株の葉の上半分が、丁度、花の咲くころ白く蝋で覆われるので目立つ。この白いものは、実が熟するようになるといつか消えてしまう。多分、遠くから虫を呼ぶための花の時期に限って現れるものだからであろう。 ![]() 落葉のつる性低木である。6~8月にかけて梅の花のような白くて香りの良い5弁花を付ける。8~9月なると長楕円形の大きな果実をつける。 この鉄砲玉みたいな果実とは別に、カボチャそっくりの果実を結ぶことも多い。これは、花の時期にマタタビアブラムシがやってきて、卵を産み付け虫こぶ化したものである。 漢方薬の分野では、この虫こぶ化した果実に熱湯を掛けて処理し乾燥したものを、木天蓼(モクテンリョウ)と言って、「不老長寿の妙薬」として珍重される。 名前の由来は、アイヌ語から転じたとされるが、我々にとって面白いのは、俗説とされる「また旅」説である。 ![]() ![]() 旅人が旅に疲れたとき、たまたま、野にあったマタタビの実を口にしたら、元気を回復し、再び旅を続けることが出来たというのである。そこからマタタビの言葉が生まれたとされるものである。 山歩きしていて疲れたら、マタタビの実を食べてみるのも一興であろう。 マタタビについて有名な話となると、「猫また」である。 マタタビの茎、葉、実には、「マタタビラクトン」と総称される成分が含まれている。 温血動物、特に猫科の動物(ライオン、トラ、ヒョウ、そしてネコ)がマタタビを食べると、大脳に始まり、脊髄、延髄と麻酔が進み、人間が酒を飲んだ時のように、陶酔し痴態を示した後、失神に陥るようである。 なお、ネコの場合、雄猫に比べて雌猫にはそれほど効果的でないともいわれている。 山歩きでマタタビを見付けたら、一株手折って庭に吊るしてみて下さい。どこからともなく猫が集まってきて、噛んだり、擦り付けたりしたあげく、奇声をあげるようになる。 ネコ科以外にも、クサカゲロウもわんさと集まってくるのに気付かれるであろう。植物園では、マタタビの木全体を金網で囲んでネコ害を防いでいる。 近縁のキウイフルーツ、サルナシも同じような効果がある。しかし、ミヤママタタビはネコの気をそれほど引かないという。 ![]() 最後に、マタタビの利用についてまとめる。 1、つる 折れにくいので、籠細工として利用される。 2、山菜 イ、若葉 塩一つまみを入れて茹で、冷水に晒してアクを抜く。ごま和え、油炒め、汁の具として広く利用できる。 ロ、実 塩漬けにしたものが市販されている。山採りは8月下旬以降で、虫こぶでない実を利用する。そのまま生食出来るが、軽く塩漬けしたあと、酒のつまみとしたり、醤油漬けや味噌漬けとしたり、応用範囲は広い。 3、酒 これは、正常な実も、虫こぶの実も同じように利用できる。実100g、砂糖50g、ホワイトリカー720mlに漬け込み、2カ月ほどで熟成される。 体を温め、血行を良くし、利尿作用がある。ナイトキャップ(寝酒)として、不眠、ノイローゼなどの文明病にもよいとされる。 4、漢方薬(木天蓼) リューマチ、神経痛、冷え性、腰痛などに煎じ薬なら1日5~8g、薬酒なら1回15mlを朝夕2回服用する。ネコの病気にもよいとされる。 因みに、正常な果実は、残念ながら薬冶効果は期待出来ない。 以上、マタタビについての興味深い事を、インターネットや本から得た情報を基にまとめた。 こうちゃん ▲
by kouchan-life
| 2007-07-04 05:07
| 自然
私は、最近、「テレビ」ってのを殆ど観なくなりました。
これって、その理由が上手く説明できないんだけど、自分が躁状態になって来た時に起こる現象です。 ![]() 他からの「テレビ」や「ラジオ」などのインプットがとても耳障りに感じたり、「テレビ」を観る気がしなかったりするんです。 そして、パソコンから情報を発信する行為をします。 メールを書いて出したり、テレビやラジオなどでなく、自分自身で出かけた先から入手した沢山の情報を発信したくてたまらなくなります。 また、「コンサート」や「旅行」や「講演会」に出かけ、そこに人を誘ったり、何かの会、例えば「同窓会」を開催しようとしたりします。 そこで、「デジカメ写真」を撮りまくります。 そして、メイルに添付します。 また、ブログに書いて、写真を貼ります。 ![]() これって、「躁状態」のなせる精神的な活動だと思います。 周りの人が時に迷惑を受けることがあります。 このような「躁状態」がやってくるのは、私の場合、3年か4年に一度で、後は「鬱状態」の時間です。 私の場合、「鬱」と言っても、他の人から観ると「おとなしい」という表現がぴったりの精神的な状態です。 一般的には、「鬱」と言えば、あのうっとしい、何も言わない、テンションの低い、眠りのような状態を想像されますね! 私の場合は、先に書いたように、殆ど静かな、普通の状態なんです。 しかし、自分自身からすると、「何も意見が出せない」、「やる気の低い」状態で、「嫌な時期」です。 でも、他人から観ても、家内や子供から観ても、「鬱状態の私がとても静かな人で良いわ」と言われます。 ![]() 人の精神状態って、複雑で、面白いですね!!! 私の精神状態の移り変わりは、面白いです。 何時も、自分自身を分析しながら、「こうやろうとか」、「このように治そうとか」考えて、生きています。 ![]() これでおしまい。 こうちゃん ▲
by kouchan-life
| 2007-03-01 06:58
| 自然
場所は何処でもいいのですが、夜空に月と星、できれば「半月」と「満天の星」が観れれば最高です。
ここ2回の、とっても印象に残っている「月」と「星空」の事を書きます。 1つは、韓国に仕事に行っている時のことです(2003年6月)。 職場の仲間たちと韓国の中央にある鶏龍山「ゲリョンサン(Gyeryongsan)」に登山した帰りのことです。下山時、予定通りに登山口まで辿り着けず、とうとう夜になってしまいました。 山中だから、辺りには明かりらしい明かりが殆どありません。幸運にも、大きかった月の明かりがあって、どうにか夜の登山道が歩けました。ですから、月と星をくっきりと眺めることが出来ました。 しかし、気持ちは登山口までなかなか着けない焦りがあり、その上、心配が募っていて、イライラした気持ちの方が強かったことを思い出します。でも、月明かりと美しい夜空の星が心を癒してくれました。自然の恵みと言うものなのでしょうか! 2つ目は、今年の10月に北海道旅行した時のことです(2006年10月)。 温根湯温泉の大江旅館で、夜中の3時ごろ露天風呂に入った時、辺りは暗く、人影が殆どなく、一人だけ露天風呂に入って月と星を眺めたときのことです。 夜中に一人だけ露天風呂に入って月と星を眺めたなんて、これだけでロマンチックなようには思えませんか? 月はどれだけの大きさだったか思い出せませんが、空気は綺麗で、冬の星座や満点の星が眺められました。 勿論、星座はあまり知らない人なので、オリオン座、カシオペア、北斗七星、北極星(ポラリス)くらいが分かる程度です。しかし、露天風呂につかりながら、ゆっくりした気分で、くっきりした夜空の星座を眺めていました。 あの韓国ドラマ「冬のソナタ」で有名な「ポラリス」を眺めながら、「ジュンサン(ミニョン)」と「ユジン」の純愛を思い出していました。 本当に気分の良い「時の流れ」の中にいました。ちょっと書き過ぎでしょうか! ![]() 2つの「月と星のこと」を思い出しながら、今年の大晦日の朝を過しています。側のミニコンポから「ハイドンのセレナード」が心地よく流れています。 今の時の流れも最高です。 私って最高に幸せです!! ▲
by kouchan-life
| 2006-12-31 09:30
| 自然
10月11日から14日まで楽しんできた「北海道旅行の話」をします。
私達夫婦は、今回、話題の旭山動物園(http://www5.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/)に行きたいとの思いで、北海道旅行を計画しました。 でも、今回の北海道旅行は、旭山動物園以外にも沢山の北海道を味わえるように企画されている旅行だと言うことが、旅を始めてから次第に気付きました。 東(ひがし)北海道の阿寒国立公園にある屈斜路湖や摩周湖、美幌峠に行き、次に、知床国立公園にある知床五湖散策、ウトロ港から観光船遊覧、おしんこしんの滝見学をし、最後は、中央北海道の大雪山国立公園にある層雲峡観光、旭川市にある旭山動物園見学、丘の綺麗な美瑛、富良野を楽しむ旅であったように思います。 また、旅館は、初日が屈斜路湖近くの弟子屈町にある「ホテルニュー子宝」、次の日は温根湯温泉にある「大江本家(http://www.oehonke.com)」、三日目が美瑛町の大雪山のふもと白金温泉にある「湯元白金温泉ホテル(http://www7.ocn.ne.jp/~s.onsen/)」でした。 私は、どの場所も想い出が深かったり、どの旅館もとっても素晴らしかったのですが、強いて印象深かったことを書きます。 まず、北海道は「自然が素晴らしい」と言うことを書きたいと思います。ですから、おのずと自然から受けた印象が大きなところが想い出となっています。 景色では、白金温泉ホテルの前から眺めた雪をかぶった真っ白な十勝岳や十勝連峰の山々と抜けるような青空、それと丘の綺麗な美瑛の風景、ここからや富良野の町から眺めた十勝連峰の眺め、知床五湖から見た羅臼岳や硫黄山の眺めでした。 摩周湖や摩周湖の裏からの北海道の丘陵の眺めも素晴らしかったのですが、先の眺めのほうが印象深いものでした。因みに、摩周湖は快晴で、中ノ島まで良く観ることが出来ました。 旭山動物園は予想に反せず、素晴らしい動物園でした。 山(丘)の斜面を細長く切りひらいて、その斜面の土地にかなり大きな動物園が建設されています。斜面の上と下に入り口と駐車場が作られています。この斜めの土地の中央がメイン通路で、その両脇に色々な動物舎が立てられ、飼育と展示がされています。斜めの土地の中央付近にホッキョクグマやペンギンの飼育舎があります。その近くにチンパンジーやアザラシの飼育舎もあります。 チンパンジーの行動がとっても面白く、暫らく眺めていました。オスが一頭で、その他のメスの群れを支配している様子がたまらなく面白く、眺めていました。 メスはお尻に大きな膨らみがあって、そこがバギナになっていて、木の上からおしっこをしたり、母メスが子供をおなかに抱えて歩いたり、また、母メスに三歳ぐらいの子供のサルがスキンシップのため近づいたりしていました。ボスのオスは、ペニスをいじったり、メスに交尾したり、メスを威嚇してロープをゆさぶったりしていました。オリの中ではありましたが、野生の「オスとメスの様子」や「母メスの子供の育て方」が眺められました。 私は、獣医なので、動物の行動には特に興味を持って眺めていました。 私は、大阪府立大学農学部獣医学科を卒業して、製薬会社に就職し、37年間、薬の安全性(副作用、毒性)、特に、奇形(生殖発生毒性)の研究に没頭していました。この領域では、私が開発した「動物(特にネズミやウサギやサルなど)の心臓の検査法」が優れていたため、多くの研究者に利用・引用され、有名になりました。この領域や生殖発生毒性関係では本を書いたりもしています。 その他では、アザラシのゆっくりとした遊泳、ホッキョクグマの餌取りのすばやい行動、ペンギンの華麗な遊泳、ピンク色のフラミンゴの綺麗な姿勢、白い白鳥(白鳥)や黒い白鳥(黒鳥)の美しい泳ぎ、ライオンやヒョウの勇ましい歩行、とっても楽しく動物の行動が観察できました。 旭山動物園は、「動物の姿・形を見せる動物園」ではなく、「動物の普段の行動を見せる動物園」だと言うことが良く理解でき、また、楽しませてもらいました。 旅館は、三軒ともいずれも良いものでした。食事も、年取った私達には「量が少なく」て、「バランスの良い料理」ばかりでした。強いて言いますと、「温泉」の「露天風呂」が良かった「大江本家」が想い出深いものになりました。ただ、この旅館は大きくて、通路が迷路のようで、行き先を間違えるようなことがありました。 もう一つ、旅は道連れといいますか、沢山の方とお話をする機会があって、お喋りやコミュニケーションを楽しむ事が出来ました。 私は、今回はコミュニケーションを取りすぎて、喋りすぎで(ハイテンションがまだ治っていないためか)、周りの方に嫌われていたのかも知れません。でも、写真を取り合ったり、スマイルの挨拶をしたり、お喋りしたり、楽しい想い出ばかりでした。 添乗員さんも、とっても面白い人で、彼ともよく話をしました。彼は、世界の国を120カ国回っている事を自慢にしていました。でもそのためか、いまだ独身の男性で、ある意味、現在青年と言おうか、でも42歳なんですから、困ったものだと言うしかありません。社会人としては、立派な大人ですが。 また、バスガイドさんはとっても「瞳の綺麗な美人」で、お喋りが始まると、とどまるところなく、お話し上手でした。ある人は、瞳の印象的な宮里藍ちゃんに似ていると話していました。椴(とぞ)松、蝦夷(えぞ)松、落葉(から)松の違いの話し、ななかまど(旭川市の街路樹)の赤い実の話し、白樺とだけかんばの違いの話しなど、想い出が一杯出来ました。 椴(とぞ)松、蝦夷(えぞ)松、落葉(から)松の違いが判りますか? また、白樺とだけかんばの違い、ななかまど(旭川市の街路樹)の赤い実や紅葉のことなどをご存知でしょうか? ▲
by kouchan-life
| 2006-11-07 06:48
| 自然
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