Active Second Life

カテゴリ:政治、経済、立法( 3 )

昨年のノーベル平和賞受賞者ムハマド・ユヌスさんが新党結成の意欲を明らかに

与野党対立が激化しているバングラデシュで、昨年のノーベル平和賞受賞者ムハマド・ユヌス(グラミン銀行総裁)さんが新党結成の意欲を明らかにしました。

政争が続き、汚職が絶えない既存政党への不満の受け皿を目指す模様です。

国民の尊敬を集め、知名度抜群の「ユヌス新党」が総選挙に参加すれば、台風の目になりそうです。
f0110284_6141874.jpg

ユヌス氏は、2月11日、国民に向けた公開書簡を発表しました。

「新党立ち上げに支援を求める」と呼びかけ、「新しいバングラデシュ建設を目指す」と既存の政治との決別を表明しました。

12日には滞在先のインド・コルカタで、「国民が進めと言えば、政治に参加する。危険を冒す用意がある。」と語りました。

同国では、民主化の進んだ1991年以降、バングラデシュ民族主義党とアワミ連盟の、それぞれジア前首相、ハシナ元首相という2人の女性党首のもとで、政権交代を繰り返してきました。

激しい政争の中、政党によるゼネストが、経済や市民生活を麻痺させるとことも珍しくなく、両党とも汚職のうわさが絶えませんでした。

今年1月に予定された総選挙を前に、両党の対立が激化し、暴走も起きました。

大統領が非常事態を宣言して、選挙を延期しました。

その後、政治的に中立な選挙管理内閣が汚職の排除を掲げ、両党の元閣僚らを汚職容疑で多数拘束しました。

当面、捜査を優先させる構えと見られます。「選挙まで半年かかる。」との見通しも出ています。
f0110284_6163416.jpg

短い準備期間で300の小選挙区にどれだけの候補者を送り込めるかは未知数です。

だが、「貧困の銀行」として農村部に約690万人の借り手がいるグラミン銀行の組織力は大きい。
f0110284_6174255.jpg

新党構想について、バングラデシュ商工会議所連盟のホサイン会頭は「政治を質的に変えてくれだろう」と歓迎しています。

一方、ユヌス氏支持者の間には、「政治に首を突っ込まない方がいい」との声も根強いようです。
[PR]
by kouchan-life | 2007-02-21 06:19 | 政治、経済、立法

ノーベル平和賞ムハマド・ユヌスさんの授賞式での演説

ノーベル平和賞の授賞式が12月10日、ノルウェーの首都オスロの市庁舎で行われました。

ユヌスさんは、1974年にバングラデシュの大飢饉を目の当たりにして、農村で、特に家計簿を切り盛りする女性に力点を置いた「無担保小額融資(マイクロクレジット)」を考案しました。このことが、今回の受賞に繋がりました。

受賞演説では「貧困は平和への脅威」だと語り、対テロ戦争に走る世界の指導者に警告を発しました。また、「世界の指導者の関心が貧困との戦いからテロとの戦いへと移行した」と指摘しました。

「貧しい人々の生活改善に資金を投入する方が、銃を使うよりも賢明な戦略だ」と述べられ、イラク戦争に巨額を投じる米国などの姿勢を批判しました。

演説では、貧困層への融資のような事業を「ソーシャルビジネス(社会的事業)」と表現し、そして、ソーシャルビジネスを展開する企業でつくる証券市場の創設を提案されました。

ユヌスさんの演説は、現在社会において「銃より貧者に資金が重要だ」と訴えていると思われます。
[PR]
by kouchan-life | 2006-12-14 20:57 | 政治、経済、立法

今年のノーベル平和賞のムハマド・ユヌスさんなど社会起業家の事業やNPO法人などが第三の就職先になるかも

現在は就職難の時代である。大学を卒業しても希望する就職先が見つからず、アルバイトをしながら長期間就職先を探していることが多い。また、派遣会社に就職して、生計を立てている若者も沢山いる。

同じことがリストラを受けた中高年の人々にも起こっており、容易に就職先が確保できていない。

今年のノーベル平和賞に選ばれたバングラデシュ出身の経済学者ムハマド・ユヌスさん(66)は、欧米では「ソーシャル・アントレプレナー(社会起業家)」の草分け的存在として知られている。政府や非営利団体が従来担いがちだった福祉や教育、環境といった公共性の高い問題に、収益事業として取り組み、解決していこうと試みる人々である。

ユヌスさんが創設した「グラミン(農村)銀行」の事業は型破りだった。

貸出先は農村の貧しい人々だけ。それも家計を切り盛りする女性が大半である。土地など担保は取らない。融資の焦げ付きを防ぐため、地域の住民に返済の連帯責任を負わせる。借り手だけでなく、地域全体の暮らしの底上げを目指している。

銀行は裕福な人に金を貸したがる、というのが常識だ。しかし、貧しい人々に金を貸すことが事業として立派に成立することを、ユヌスさんは身をもって示した。

社会起業家とは、彼のような世の中の常識的発想をガラッとかえることができる人である。

社会起業家がつくる組織は、その公共性からしばしば非営利団体(NPO)に分類される。しかし、「非営利」のレッテルを嫌う起業家は多い。利益を追求する一般企業と競ってこそ、事業の効率性が高まり、質のいいサービス提供につながるからである。

ユヌスさんの平和賞は、世界で活躍する社会起業家への激励であったように思われる。この活動形態は、日本でも公共サービスの担い手としてもっと検討されてもいいはずである。

就職するなら会社員か公務員か。こんな選択に加え、最近、NPO法人が「第三の就職先」として期待を集めている。

その可能性を秘めてはいるものの、目下の最大の問題は「食べていけるか」だ。

活動分野は、「保健・医療または福祉の増進を図る活動」を目的に掲げる団体が最も多く、約6割、「社会教育の推進を図る活動」を掲げるのは約5割、「まちづくりの推進を図る活動」は約4割だ。

しかし、規模は小さく、働く人の給与は少ない。常勤スタッフの平均年収は約130万円で、300万円以上の団体は12.6%しかない。

団体数は着実に増加している。しかし、07年から定年を迎える団塊の世代や若者の雇用の受け皿としてはまだまだ力不足といえそうである。原因は財政基盤が弱いことに尽きる。

しかし、大企業の内定をけって、NPO法人に就職したり、起業したりする学生が増えてきている。ユヌスさんのような社会起業家が新しい発想で事業を立ち上げ、成功する時代が必ずやってくると思われる。

リーダーになる資質のある人ほど、高収入を得ることよりも、社会的課題に取り組むことを優先する傾向が強い。そうした新しい芽が次々と育てば、NPO法人は財政面や人材面で充実し、有力な就職先になりうる。

行政のスリム化が進めば進むほど、公的なサービスの担い手としてNPOの活躍する余地が広がる。したがって、将来、NPOが第三の就職先になる日も近いかも知れない。
[PR]
by kouchan-life | 2006-12-10 05:52 | 政治、経済、立法



定年後の第二の人生を活き活きと生きるためのメッセージ
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31